カプセルのスプーンと花

セックスでは男性器であるペニスを女性器の膣に挿入することによって行うことになりますが、このさいにペニスは挿入しやすいように勃起して硬くなります。
勃起は性的刺激を受けることによって起こるもので、最終的には刺激によって精子を含んだ精液を放出する射精を女性器の膣内で行うことで生殖をすることになります。
しかし射精が出来なければ生殖することができず射精障害とも呼ばれます。
また膣内に挿入する前に射精してしまうものや女性が満足するまで射精をコントロールできない場合には早漏と呼ばれます。
一般的な動物は発情期にしかセックスを行いませんが人間の場合には、そのような生理的な制限はなく一種のコミュニケーションとしても行われていますが、このさいに勃起しないとセックスを行うことができません。
性欲があるにも関わらず勃起しない場合や勃起が持続しない場合にはED(勃起不全)とも呼ばれます。

そもそも勃起しない方はEDかも

基本的には男性は性的な刺激を受けることによってペニスは自然と勃起するもので、ほとんどの男性ではそれが正常な生理的な反応といえます。
また性的な刺激を受けていなくても就寝中にも生理的に勃起を起こしていることが知られます。
一方でED(勃起不全)と呼ばれるものも存在しており、昔から男性の悩みのひとつとして知られています。
EDにもいくつかの段階があり、完全に勃起しないケースと、勃起はするもののセックス中に勃起が維持できない中折れといったケース、そして勃起はしてもコントロールが出来ずに女性が満足するまでに射精に至ってしまうケースです。

もっとも問題となるEDの段階が完全に勃起しないことと女性器の膣内で射精できないケースです。
女性器の膣内で射精するためには少なくとも勃起をして維持することが必要であり、挿入できるほど勃起しなかったり途中で勃起が収まってしまう、中折れといった状態になり射精にまで至らないといった場合には、すなわち生殖活動に大きな支障を来すためです。
このようなEDの場合には治療の対象となっています。

一方で女性が満足するまで維持できないといったケースは、あくまでもメンタル面の問題です。
しかしコミュニケーションとして男女の関係を維持する上で重要な役割を果たしている場合には、治療することが可能です。
そもそも勃起の仕組みを知るにはペニスの構造を知ることが重要です。
ペニスには海綿体と呼ばれる組織があります。
海綿体には、1本の尿道海綿体と2本の陰茎海綿体の3本の海綿体からなっています。
この3本の海綿体に血液が流れ込むことによって、ペニスは膨張して体積を増やし硬くなり、この硬くなった状態が勃起と呼ばれる現象です。
この海綿体に血液を流し込むように命令をするのは脳からの命令によって行われます。
なお勃起と射精はまた別でペニスなどに刺激を受けることによって反射的に射精に至ります。

性的興奮による刺激の仕組み

プロセスとしては、五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)による性的刺激によって脳の前頭葉にある勃起中枢神経が反応します。
このさいに興奮状態になることが一般には欲情した状態といわれます。
中枢神経の反応により副交感神経を通じて身体全体に性的な刺激を受けていることが伝達され下半身の神経を支配する脊椎にある勃起を促す神経が一酸化窒素を大量に分泌するように命令を出します。
この一酸化窒素のが大量に分泌されることによって、ペニスの中にある海綿平滑筋に作用し、そこからサイクリックGMP(cGMP)を増やし、海綿平滑筋が緩みます。

海綿平滑筋はペニスへの血流を阻止している弁のようなもので、海綿平滑筋が緩む作用によって血液がペニスの海綿体に流入して勃起が発生します。
この時点では単に血流が多くなった段階で勃起した状態を維持することは困難で、ペニスを覆う繊維層が引き伸ばされ、ペニスから体内に血液を戻そうとする静脈を閉鎖することによって勃起を維持することができます。
なお、これらのすべてのプロセスを経ている場合には中枢性勃起と言われるもので、反射性勃起では五感ではなくペニスや亀頭への直接的な刺激をすることで反射的に勃起します。
また男性に見られる朝立ちは性的興奮とは関係なく勃起するもので、睡眠のうちレム睡眠の時に発生するものです。

またノンレム睡眠時でも発生する場合があります。
明確な理由は不明ですが、この場合には単に海綿体に血液が流れ込んでいるもので、性的興奮とは関係なく生理現象の一種とされます。
EDを診断するさいに、この朝立ちが発生しているかどうかが診断の基準になります。
朝立ちが発生していることは、ペニスの勃起能力には問題がないことを意味しているためです。
しかし朝立ちがまったく発生しない状態は、何らかの原因でペニスが勃起するのを阻害している要因があると考えられるためです。
阻害要因としては海綿体に流れる血管が何らかの理由で正常に機能せず血流が阻害していることや、慢性的な炎症を引き起こしているといったことなどが考えられます。

またペニスの細胞が何らかの理由で壊死してしまっている場合なども阻害する要因と言えます。
これらは器質性EDとも呼ばれます。

勃起しても途中で中折れ射精はなぜ?

勃起をすることと射精をすることは必ずしも同じ作用というわけではなく実際のところ十分な血流が海綿体に供給されていなくても射精することが可能です。
基本的に女性器の膣がペニスに与える刺激というものは非常に緩やかなものであり勃起を維持し続けなければ刺激による射精は困難です。
しかしそれでも射精が出来る理由はメンタル面での興奮が大きく影響しているためです。
そもそも射精のメカニズムとしてはペニスだけでなく睾丸を含めた男性器の仕組みを理解する必要があります。
生殖に必要な精子は睾丸(精巣)で作られ、睾丸に付いている精巣上体に供給されます。
古くなった精子は再び体内に吸収され、新鮮な精子のみが存在することになります。

一方で性的興奮をするようになると、精巣上体から待機している精子が精管を通じて体内に入り、膀胱の近くにある精管膨大部まで移動します。
この状態が精子を放出するまでの準備段階です。
ここで注意しなければならないのは射精に必要なのは精子ではなく、精液になります。
精液を構成しているのは精嚢分泌液と前立腺液の2種類です。
精液の構成は3割程度が前立腺液であり残りは精嚢分泌液となっておりそれら体液に精子が混ざることで女性の膣内で放出して送り出すことで、卵巣まで達して授精するというのが妊娠のプロセスです。
このため不妊症の原因として考えられるのが精液が出る、つまり射精は出来るのに射精した精液には精子が含まれていない場合には無精子症になります。

これらのプロセスはペニスが勃起をしようとしている最中に行われます。
精管膨大部は射精管と呼ばれる管により、前立腺内で尿道と合流します。
この合流するまでの部分は射精管と呼ばれます。
精嚢は前立腺に入る前のところから合流しています。
勃起をすることによって前立腺の上部、膀胱との接続点にある内尿道括約筋と前立腺とペニスに通ずる尿道との接続点にある外尿道括約筋が閉鎖することによって精嚢と前立腺によって精液が作られていきます。

また外尿道括約筋よりも尿道側にあるのがクーパー腺があり、これがカウパー液を作り出してペニス内にある尿道を満たすことで射精しやすい状態にします。
射精するさいには射精管に溜まった精液の量が増えることにより圧力が掛かり、この圧力の掛かった状態から尿道に通じる外尿道括約筋が緩むことによって精液が飛び出す射精が行われます。
このさいにポイントとなるのが必ずしも勃起していなければ射精することができないというわけではないということです。
実際のところ完全な勃起を維持することは難しくセックス中に血流が途切れて中折れすること自体はそれほど珍しいことではありません。
基本的には完全な勃起は女性器の膣に挿入できる段階に行うことができればいいのであって挿入する前の時点で完全な勃起をする必要はありません。

中折れには2種類ある

また中折れといっても完全に萎えてしまうケースと、半勃起状態になる2種類があります。
多くの人は刺激を与え続けなければ半勃起状態になるので、これが中折れとした場合には、ほとんどの男性がペニスの中折れを経験するといえます。
しかし、このような中折れした状態でもペニスに刺激を与え続けることができれば射精すること自体は可能です。
特に手で行うなど膣よりも強い刺激が与えられる場合には射精が可能です。
しかしこのような状態で射精をすると女性器に挿入したさいには射精が出来なくなる射精障害になる可能性が高くなります。

射精障害になると膣内での射精が困難になって生殖活動に大きな支障を来します。
また中折れする射精障害はコミュニケーションとしての障害にもなります。
ペニスが勃起しなくても性的刺激を受けて射精する準備が整うことがあります。
勃起と射精のプロセスは必ずしも一致しているものではなくそれぞれ独立して発生しています。
このため性的興奮を強く受けることで精液の放出準備が整い、そこで精液をせき止めている外尿道括約筋が緩むと射精してしまうことがあります。
この外尿道括約筋のコントロールが出来ないのも射精障害の一種で、女性器に挿入する前や女性が満足するまで我慢できない、または意図せずに射精してしまうものは早漏と呼ばれます。
特に女性器への挿入がままならないまま射精してしまう早漏は生殖活動に大きな影響が出ます。

勃起せずに射精は危険!その理由とは?

正常な射精というものは十分なペニスの硬さが必要であり、かつペニスを女性器の膣に挿入して膣内での射精ができるというものです。
これは生殖活動にとって必要な行為ですが、この行為のさいに勃起出来ない場合にはEDとされますし、あまりにも早い射精は早漏で射精障害に分類され、正常な生殖活動ができません。
医学的には精子と卵子が自然に出会える状態であれば問題がないとされますが、実際のところセックスはコミュニケーションとしても使われており互いに満足行くことができなければコミュニケーションとしての役目を果たしません。
このためEDや早漏、射精障害などを引き起こさないためにも、状態に留意しなければいけません。
EDの可能性としては、器質性と機能性があります。

多くの人は機能性EDですが器質性EDは誰でもなる可能性がありますし、機能性と異なり治療するには時間が掛かります。
器質性EDであるかを見極めるには朝立ちの有無やペニスの異常を見ることです。
炎症を起こしていれば痛みが発生します。
ペニスの炎症そのものは、起こりやすい場所なので自然に治ることもありますが、それが悪化して細胞を壊死させてしまうとペニスの機能を失う可能性があります。
このためペニスの違和感が長く続き炎症が長引くような場合には壊死するリスクを避けるためにも早めに治療を受けることが重要です。

一方で機能性EDは心理的な要素が大きく十分な勃起が出来ない状態です。
まったく勃起しないといったケースから持続しない中折れなども含まれます。
原因はストレスやマンネリといったものがありますが、十分な状態で行うことができずに満足行くセックスが出来ない状態が続いたりすることでさらに悪化する場合があります。
また射精そのものは半勃起でも行うことができるので、そのまましてしまう事がありますが、あまり良いこととはいえずEDを悪化させる原因にもなります。
半勃起の状態で射精が出来ると分かれば身体はなれてしまい十分な硬さを得ないままに射精してしまうことになります。
このような状態になると女性器への挿入が次第に難しくなり、また海綿体への血流が阻害されることで、中折れがしやすくなり、最終的に本格的なEDになってしまう原因になります。

それに女性への刺激能力が低下するので満足いくセックスが出来なくなる場合があります。
生殖活動やコミュニケーションとしてセックスを行うことの障害になってしまいます。
このため十分な硬さを得た状態での射精ができるように工夫する必要があります。
特にこのような状態になる理由として強い刺激があります。
女性器の膣内の圧力は緩やかなものですが、オナニーなど手でペニスに刺激を与える方法では、膣圧よりも圧倒的に強いため完全な硬さを得ることができません。
またオナニーにおいては五感のうち視覚や聴覚でしか性的興奮を得ることができません。
このため十分な性的興奮が出来ない状態であり、十分な硬さを得ることが難しくなります。

また血流を器質的に阻害しているケースもあります。
いずれにしても訓練としては出来る限り直接的な刺激によってペニスを勃起させるのではなく五感を重視して脳の刺激から起こさせることが重要です。
また刺激を与えるにも亀頭からカリの部分を擦ることが重要です。
昔から精力剤がEDの治療に用いられてきましたが、これらは血流の改善をするものでペニスの海綿体に流れる血流量が増えることでより硬い勃起が可能になります。
十分な硬さを得られる状態は正常な状態といえ、細胞が壊死していない証拠でもあります。

一方でこれらの努力をしても十分な硬さを得られていない場合には細胞が壊死したり、炎症を引き起こしているケースが考えられます。
そのような状態の場合でも早めに治療を行えば重症化を防ぐことができ完全なEDにならずに済みます。
治療薬のなかにはED、早漏共に効果が期待できるものあります。
ED治療薬として有名なバイアグラと、早漏治療薬の第一選択薬であるプリリジーを融合したスーパーPフォースを通販することも治療の選択肢として考えられます。